2009年01月05日

馬とロバ

テーマ:チームマネジメント

 馬淵さんは、外資系コーヒーショップの店長。販売から帳簿付け、売上の報告まで、店舗全体の仕事を任されています。
 ロバート君は、アルバイトとしてコーヒーショップに入ってきました。日本に来て十数年、日本語に関しては全く問題なく話すことができます。彼は真面目に働く青年で、仕事もすぐに覚え、休まず、勤労意欲も高く、社員にも劣らない有能なバイトでした。

 ある日、青い顔をして出勤してきたロバート君は、馬淵さんにこういいました。
 「家族が急病になってしまいました。一時的にどうしても本国に帰りたい、少しの期間だけ休ませてくれませんか?」
 ロバート君のうまれた国は、家族をとても大切にする国柄です。
 しかし、繁忙期のあわただしさにいた馬淵さんは、怒り心頭になり、全くとりあいませんでした。ロバート君がなにか言おうとするたびに、馬淵さんははなから会話を拒絶してしまいました。
 
 ロバート君は、働いていてもどこか上の空で、ミスを繰り返すようになりました。
 馬淵さんはそれをみる度に、ミスを責める言動をおこないました。

 やがて、職場の空気があわないという理由で、ロバート君は辞めていってしまいました。

 ロバート君が辞めて以来、彼が担当していた業務を馬淵さんがカバーすることになりました。有能な部下を失った馬淵さんは、自分の仕事が益々いそがしくなってしまいました。

 自分一人でできることは限られています。
 「情けは人のためならず」。困っている後輩や同僚がいたら、親身に相談に乗ってあげ、助けてあげましょう。まわりまわって自分の助けになります。今回の場合では、短期間の代役を探してロバート君を一定期間休ませてあげることができればよいのですが、どうしても難しい場合は、その理由を説明し、ロバート君を納得させるべきでした。

 合意形成は重要です。仕事仲間とは、夢やビジョンを共有し、能動的な行動を促しましょう。そのためにも、継続的対話はとても重要です。形だけの対話では、相手はなかなか本音は語ってくれません。常日頃から親身になって相談し、時には自分の懐も明かすことで、相手は自分のことを信頼してくれるようになり、本音を話しやすい環境が生まれます。ビジネス上守らなければならないルールとのバランスを取り、できる限り要望や希望をかなえてあげる手助けを行いましょう。
 心から話をすることが大切です。表面上の対話は、その場しのぎにはなるかもしれませんが、相手は雰囲気やしぐさ、普段の言動から、その人の本音を感じとるものです。
 対話のしやすい雰囲気をつくっておけば、第三者視点での感想や指摘を受けることができ、自分の成長にもつながります。
posted by cozyjet at 06:00| Comment(2) | TrackBack(2) | イソップ働話
この記事へのコメント
はじめまして、ミクシーから来ました

ビジネスマンではないですがGTDやメラビアンの法則などとても勉強になります

またお邪魔します
Posted by ソイルマスター at 2009年01月05日 18:15
コメントありがとうございます!

ご意見ありがとうございます、自分自身の勉強も兼ねて日次で更新していきます。
また遊びに来て下さい!
Posted by cozyjet at 2009年01月05日 19:04
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