2009年01月10日

ろばをかついだ親子

テーマ:ロジカルシンキング

 小名さん親子は、商店街で小さな雑貨店を経営しています。大型家具から小物まで幅広く扱っていました。
 しばらく経営を続けましたが、なかなか売上が増えません。もう少し売上を増やしたいなと常々思っていました。

 ある日、なじみの客の青年がこう言いました。
 青年「最近、IKEAとかヨーロッパの家具って売れてるよね。ここではそういうのは置かないの?」

 それを聞いた小名さん親子は、ヨーロッパの家具をたくさん仕入れました。

 しばらくして、別な紳士の客が言いました。
 紳士「この店ではヨーロッパ調の家具が増えたね。日本人なら人種的にも近いアジア系雑貨のほうが売れると思うんだけどな。」

 これを聞いた親子は、アジアン雑貨をたくさん仕入れました。

 その後、客の主婦がこう言いました。
 主婦「最近派手な雑貨が増えたわね。子供の安全を考えると、自然素材の雑貨とかがあればたくさん売れるんじゃないかしら?」

 親子は主婦の意見を取り入れ、オーガニック雑貨をたくさん仕入れました。

 しばらくして、老人の客がこう言いました。
 老人「どうにもぱっとしない雑貨が増えたな。和風で古風な雑貨がもっと欲しいんだけどな。」

 小名さん親子は、老人の意見を聞き入れて、アンティーク雑貨を大量に仕入れました。

 いろいろと方向転換をしているものの、売上は一向に増える傾向にありません。

 ある日、店先で、学生二人がこのような会話をしていました。

 学生A「おっ、雑貨屋がある。ちょっと見ていかない?」
 学生B「うーん、この店はコロコロと仕入れる雑貨の方向性が変わっていってて、主体性がないんだよね。別な店にしようよ。」

 人は、それぞれの立場や状況によって、異なる意見を示します。他の人の意見は大切ですが、そればかりに惑わされると、自分自身の考えが重視されなくなり、ひいては自分自身が重視されなくなってしまいます。
 まず周りの人の意見は、自分自身の中で消化しましょう。消化したものを論理的に判断し、周りの人のよい部分は積極的に身につけ、悪い部分は反面教師として改めるようにしましょう。それらを繰り返していくことで、自分自身が洗練され、自分らしさ、個性が生まれます。

 今回は、論理的に思考をまとめるツールのひとつ、マインドマップマインドマッピング)について触れます。
 マインドマップは、イギリスの著述家、トニー・ブザンによって提唱された、ブレインストーミングの手法、図解表現技法のひとつです。記憶を整理するためのツールですが、人間の脳の意味ネットワークと呼ばれる意味記憶の構造に適合しているため、理解や記憶がされやすいという特長を持ちます。
 打ち合わせや会議の議事録から、ブレインストーミング、ネタ帳やアイデアの整理まで、幅広く使用することができます。筆者は、当該ブログで述べたいことをまとめるために使用しています。
 
kitakazetotaiyo.gif


 書き方は、まず中心にテーマを記述します。テーマから中心に、関連のある語句を周りに記述し、枝を伸ばします。そのそれぞれの語句から、さらに関連のある語句を引き出し、枝分かれさせていきます。これを繰り返し、放射状にノートされた図ができあがります。
 関連のある話題を基本的に単語レベルで記述していくため、次の発想がしやすく、アイデアが広がりやすくなります。ルールも簡単なため、使い込んでいない入りたての人にとっても、使いやすいツールだと感じることができます。ブザンが提唱するマインドマップでは12のルールに従っている必要がありますが、ルールを徹底しなくても、十分使えるツールとなっています。
 
 記載する道具は元々は紙とペンですが、最近ではITツールが増えています。紙とペンに比べ、一旦記述した内容の削除や移動が簡単にできるので、便利です。上部記載の図は、「FreeMind」(http://www.freemind-club.com/)というフリーウェアを使用して記述しています。FreeMindは、基本的な操作が慣れるとキーボードのみでできるため、記述にかかるタイムロスが少なく、アイデアの整理に集中できるメリットがあります。
posted by cozyjet at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イソップ働話
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