2009年01月19日

わらしべ長者

テーマ:キャリアプランニング

 和良さんは、某銀行に入社しました。家庭の経済上の理由から学校はよいところを卒業する事ができませんでしたが、入社面接での熱意が担当人事官に認められ、入社することができました。
 和良さんは、入社後、金融の勉強をしました。窓口業務とコミュニケーションを学び、お客様との接し方が好評で、成績を伸ばしました。程なくして、少し上の業務を任されました。
 和良さんは、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。お客様の相談にわかりやすく親身に乗り、ここでも評価が高く、その後ちょっとした管理職になりました。
 和良さんは、下の社員の意見を聞き、上とのバランスを取り、成績を伸ばしました。上下両方から信頼された和良さんは、上級の管理職になりました。
 和良さんは、部全体の業績を管理し、的確なフォローを行い、ここでも成果を残しました。最後には、取締役を任されるにいたりました。
 
 こうして和良さんは、各ポジションにおいて、自分自身のできることを精一杯探し、精進していくことで、上級の役職まで登りつめる事ができました。

 昨今、経済状況が悪化するにつれ、多くの企業が厳しい経営状況となっています。大手企業においても、正社員の首を切る話がよくニュースをにぎわせるようになってきました。終身雇用が崩壊して久しく、重ねてこの不況の波が世界単位でやってきている状況は、労働者にとって非常に厳しい時代を感じさせています。
 自分の身は自分で守らなければなりません。そのためには、自分自身をビジネス上で利のあるものだと、周りに認めさせる必要があります。
 
 エンプロイアビリティという言葉があります。これは、簡単にいえば、”雇用される能力”です。どの職業にも共通して必要な能力を定義したものです。
 平成13年、厚生労働省より、職業能力評価の骨子が発表されました。以下に概要を記述します。
 
employability.gif

 A. 職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの
 B. 協調性、積極性等、職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性に係るもの
 C. 動機、人柄、性格、信念、価値観等の潜在的な個人的属性に関するもの

 と定義されています。
 
 上から順に追ってみましょう。
 まず、A.の能力は、実際に「できること」です。知識・スキルは職業能力の基盤といえるでしょう。
 B.の能力は、行動特性など、「見られていること」です。なかなか数字で表すことは難しい項目ですが、ステークホルダーが確認できる、重要な項目となります。
 C.の能力は「やりたいこと」で、直接他者がみる事はできません。しかし、C.はB.と密接に絡み合っています。
 
 エンプロイアビリティを高めることにより、企業に対してその個人を長期的に雇いたいと考えさせることができるようになります。もし仮にその企業から退職勧告されたとしても、他社で十分に通用する能力があるため、スムーズに他社に転職できるようになります。

 これらの観点に着目し、定期的に自分自身のふりかえりを行いましょう。中長期的な目標は大切ですが、中長期的目標を達成するには短期的な目標設定が必要です。また、短期的な成長を繰り返していくことで、自分自身がまだ見えなかった将来の目標が新しくでてきたりすることがあります。
 ここでは、簡単なふりかえりの方法として、KPT法を紹介します。
 
kpt.gif

 プロジェクトなどを一つの区切りとして設け、継続できたこと(Keep)、問題点(Problem)、これから挑戦したいこと(Try)をそれぞれ書き出します。これらを定期的に繰り返すことで、ビジネススキルの向上を上手にPDCAサイクルに乗せていきます。定性的・定量的両方の面からなるべく具体的に記述していきましょう。
posted by cozyjet at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | にほん無瑕疵話
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