2009年04月22日

一寸法師

テーマ:モチベーションコントロール

 あるところに、小さな企業がありました。ここは、町ではかりや電卓などを販売する小売店。
 ある日、その会社は、「世界に進出してやるんだ」という思いから、社名を変更し、「International」の文字をつけたのです。
 これを知った町の人たちは、失笑。誰も本気で大きくなるとは考えません。

 しかし、この企業はどんどんと成長を続けていきました。その信念を貫き、事業の幅を広げ、会社を大きくすることを目標にしたのです。
 そして、自身の会社にしかない、莫大な利益をあげる「うちでの小槌」を産みだしたのです。
 
 かつての小さな小さな企業が、今では様々なライバルに打ち勝ち、すくすくと成長し、世界中の多くの人が知っているような大企業に変身していました。

 この話は、実際にある市場で現在世界的に大きなシェアを持っている大企業の、まだ小さい段階でのエピソードをモチーフにしています。

 ここでは、長期的目標の重要性を語りたいと思います。

 まず、BHAGを紹介します。
 この言葉は、ビジネス書の名著「ビジョナリ・カンパニー」で紹介されている、重要な概念です。
 この「ビジョナリ・カンパニー」、現在大きくなって成功を収めている企業はどのような成長を描いてきたか、帰納法的アプローチでデータを収集し、その共通点を分析しています。先人たちの様々な知見に触れることのできる、とても面白い本です。
 この本によれば、現在巨大な規模となっている企業は、小さい頃にこのBHAGを掲げていた企業が多いと分析しています。

 このBHAGは、Big Hairy Audacious Goalの頭文字を取ったものです。日本語に訳すと、「大きく、困難で、大胆な目標」となります。
 とても実現が不可能なんじゃないかという目標を掲げ、それを実現するために、様々な試行錯誤を繰り返し、イノベーションを産みだしてきた会社。それが、現在の大企業となっている、という内容です。

 この考えは、もちろん個人レベルにも該当する内容です。
 少し別な角度からみてみましょう。
 
 潜在意識の法則というものがあります。
 これは、心理学者であるフロイトやユングが提唱し、マーフィー神父が「成功法則」という名前で味付けして紹介したところ、爆発的にその概念が拡がりました。

 「潜在意識の法則」は、要約すると次の意味を持ちます。
 
 夢や希望は信じれば必ずかなう。

 いかがでしょうか?
 これだけでは、とても胡散臭く感じます。
 こういった言葉は、新興宗教などでよく利用される手法に近いからです。

 しかし、この法則は物事の真の部分をも表していると考えます。
 私の解釈は、こうです。
 大きな目標を“自分にとって当然のもの”として捉えれば、意思決定の速度が格段にあがります。その時点で自分に不足している知識や経験は、即時に補おうと考えるでしょう。
 つまり、目標が決まっていて、その実現を願っていれば、そこまでに至るマイルストンを設定しやすくなります。

 科学史家トーマス・クーンが提唱した「パラダイムシフト」、これがイノベーションにつながるのではないでしょうか。

 私が大変お世話になったある起業家は、とにかく意思決定の早い人でした。彼は、20代で起業し、数年で一定規模の企業に成長させました。彼には、自身の企業のパラダイムがはっきりみえていたことと思います。まっすぐに物事に向かう姿勢には共感・賛同者も多く、これからもその信念が変わらない限り、成長曲線は揺るがないものと思えます。

 私は、このブログの目標を「1冊の書籍とする」ことに置いています。本を書いたことがないずぶの素人である、知名度がない、その他数え切れない程のネガティブ要素はあります。しかし、目標を揺るがせず、文章の書き方、書籍の一般的文字数の調査、構成、ターゲットセグメンテーションなどを日々考えています。
 ビジネススキルの向上、知的好奇心の充足、読後の充実感、これらを自らとこれらの文章を読んでいただいた方とで共有できたら、それほどうれしいことはありません。これもBHAGの一種で、私が現在真摯に取り組んでいるプロジェクトのひとつです。
 結果はどうなるでしょうか。それはまだまだ先の話です。

 今回は、熱い話でした。
 情熱は、人を動かします。
 大きな目標を持ちましょう。そして、単純な「プラス思考」で片付けずに、日々の行動を見つめなおしていきましょう。
 
posted by cozyjet at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | にほん無瑕疵話
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/28612371
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック