2009年08月14日

幸せの青い鳥

テーマ:モチベーションマネジメント

 散山さんと道本さんは、互いに仲良しな二人。
 社会人になって数年、いつも「楽しい仕事ってなんだろう」と考えています。

 過去を振り返ってみました。忙しい日々、退屈な日々。。ところどころで楽しいと思ったことはありましたが、業務上で面白いことは、あまり感じられなかったなぁと思いました。

 数年同じ場所に留まって、少しだれてきたのかな?忙しいところにいけば、面白さを感じるかもしれない。そう考えた二人は、転職活動し、仕事場を移してみました。
 二人のそれぞれの新しい職場では、そこで得られる達成感のようなものはありました。しかし、あまりの忙しさに、楽しさをおぼえることはなかなかできませんでした。

 すっかり疲弊した二人は、社風が明るい、楽しいと喧伝されている職場に移ることにしました。
 しかし、会社側のうたい文句ではどうとでも言えるもの。人間関係のしがらみや教育制度の不満など、様々な問題が出てくるようになりました。

 二人は、お互いに相談します。
 散山さん「いい仕事って、なかなかみつからないねぇ。」
 道本さん「そうだねぇ。なんだか疲れちゃった。」
 散山さん「でも、これまでの職場でも、楽しそうにしている人っていたんだよね。」
 道本さん「私たちと何が違うのかな?同じ環境の中にいるのにね。」
 散山さん「今ちょうどうちの会社にもそんな人がいるから、様子をみてみようかな。」
 道本さん「私もそうしてみよう。」

 こうして二人は、それぞれ近くにいる、仕事を楽しそうにしている人を観察することにしました。
 みつかった共通点は、楽しんで仕事をしている人はみな、自分から進んで積極的に仕事をしていました。また、何が自分にとっての楽しみなのかをはっきりさせていました。

 (そうか、私たちは周りから与えられるものに頼りすぎていたんだな。環境ではなく、自分で楽しめる職場に変えていけるようにしていかなきゃ。楽しみも与えられた環境の中で見つけていこう。)

 二人にとって、大きな発見です。
 これから少しずつ変わっていけそうな気がしました。

 青い鳥症候群。自分の仕事にあった、理想的な環境を求めて転々とすることです。
近年は構造不況による将来への不安や終身雇用崩壊を背景にして、このような考えを持った人はますます増えているのではないでしょうか。

 とはいえ、理想の職場というのはなかなかみつかりません。
 簡単な統計モデルをみてみましょう。
bunpu.gif

 上記は、通常の分布、「正規分布」の図です。
 自分が追い求める“理想”には、給与、休日、様々な面があると思われます。それらの各種条件を統合すると、平均的な会社が最も多く、“理想”に該当する企業数は、全体数からみれば格段に落ちてしまいます(逆もまた然りです)。
 良い条件の企業であれば、もちろん競争率は上がります。社員へのベネフィットが高いと評されているgoogle社の求人倍率は、200倍(200人が受けて1人が合格する)だそうです。

 職場環境を動機付け要因とするには、かなり上位に入る何かしらの特性を持っていなければなりません。こういった能力を得るには、教育や鍛錬に時間がかかります。「青い鳥症候群」の人たちは、そういった点を飛ばしているようにも思えます。

 このように外側から得られるモチベーションを、外発的動機付けと呼びます。しかし前述のように、高いモチベーションが得られる良い環境には、高いモチベーションを持って自分自身を鍛えなければなりません。
 “卵が先か鶏が先か”のように、こうした着眼は不毛な論理ですね。

 一方、内発的動機付けというものがあります。こちらは、自分自身の考え方や好奇心、関心などに依存するモチベーション要因で、上は天井知らずに効果を発揮します。ハーズバーグの二要因理論(「オオカミ少年」の回参照)でもとりあげている内容です。
 あるデータによると、外発的要因よりも、内発的要因の方が実際に大きくモチベーションを上昇させる効果があるという実験結果がありました。
 最高の環境を求めるのではなく、自身の考え方、とらえ方次第で、モチベーションを大きく上げることができます。
 
 ここで、内発的要因を手助けする、ある物質に着目してみましょう。
 セロトニンについてです。
 セロトニンは脳内神経伝達物質の一種で、気持ちを安定させる、ストレスを軽減させる、興奮や悲しみをコントロールするなどの効果があります。マイナス思考を防ぎ、プラス思考への手助けをします。
 
 それでは、セロトニンは、どうすれば増えるのでしょうか?
 以下に、セロトニンを増やすための方法を挙げていきます。

 ・食べ物から摂取する
 セロトニンの主原料は、トリプトファンと呼ばれるものです。これらは、肉類、魚類、乳製品、バナナなどに多く含まれています。
 ただし、トリプトファンだけではセロトニンは作られません。ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムなどと合成することでセロトニンは生成されます。これらは、魚類、貝類、野菜などに多く含まれています。
 主食と副菜をバランスよく食べることで、セロトニンは生成されます。

 ・日光を浴びる
 太陽の光を浴びることで、セロトニンは活性化されます。
 あまり日を浴びない人は、ひなたぼっこなどするとよいかもしれません。

 ・リズム運動を行う
 一定周期の運動を行うことで、セロトニンは活性化されます。水泳、ウォーキング、ジョギング、スクワット、ダンスなどが効果的です。このようなはっきりとした運動だけではなく、ストレッチ、マッサージ、ガムをかむなども効果があるようです。

 「幸せはいつも自分の心が決める」。相田みつお氏の言葉です。
 強い心を持ち、ストレスと上手に付き合い、楽しく業務に当たりたいですね。
posted by cozyjet at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ベルギー働話
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